仕事の醍醐味は、
何よりも「ものづくりへの気持ち」から
大学で電気工学を学んだ私は、決して建築への知識が豊かであったとは言えなかったと思います。しかし、初めて担当したプロジェクトが、二次元の図面を経て、想像を超えるスケール感で現実に立ち上がった瞬間の感動は今でも忘れられません。どんなバックグラウンドの人にとっても、この仕事を続ける原動力になるはずです。
職能を問わず、私たちはその人の伸びしろに目を向けています。知識や技術は入社してからでも習得できますが、チームの一員として仲間と協力し、ものづくりへのひたむきな気持ちを抱き育て続けられることが何より大切なのです。
熱意を持って真摯に取り組めば、
必ず世の中に必要とされる人になる
設計事務所として、当社には内向的な人も社交的な人も、熱意を持って取り組めば自然と活躍できる環境があります。たとえば、コミュニケーションや自己主張に苦手意識を感じる人は、無理に自分をアピールしたり、活動の幅を広げたりしなくてもよい。自分のポジションを大切にして、真摯にものづくりに向き合い続けていけば、自分の力が必要とされるタイミングが必ず来ます。
誰しも新入社員のころは、先輩をはじめ周囲のサポートのもとで少しずつ経験を積み始め、実務のやり取りを通して視野が広がり、仕事の進め方を身に付けていく。私たちは、若手の失敗は必ずリカバリーします。だからこそ、遠慮せず、果敢にチャレンジしていってほしいですね。
多様な視点を尊重することで生まれる
「ものをつくる喜び」を共有していきたい
とはいえ、やはり最初に与えられるのは小さな役割かもしれません。球拾いのように感じられることもあるでしょう。しかし、それは大きな成長の基盤を築く、大切なステップです。その蓄積により、広い視点からプロジェクト全体を見渡せる幅広い知識や、チーム全体が意欲的に動けるように導くマネジメントの力を得て、大きなプロジェクトを主導できるようになる。組織全体で互いの成長を支えあい、互いの得意分野を尊重しながら、ものをつくる喜びを共有していく。それぞれの視点場から、ひとつのまち、ひとつの建築をつくりあげていくのが設計事務所です。