丸の内駅前広場および千代田歩行者専用道第5号線整備事業
Marunouchi Station Plaza Project / Chiyoda Pedestrian Path No. 5
官民協同での丸の内駅前広場の地下歩行者専用道路整備事業。
丸の内駅前広場整備事業第1期(2002年)では、「丸の内ビルディング」前の駅前地下広場を整備。SRC構造により、最大支柱間12mの長大スパン、天井高3.5mの大空間を確保。東京駅前の顔として、地下を感じさせない明るい歩行者空間を創出しました。
続く第2期(2007年)では、多くの機能、設備が密集した都心部の地下空間において、既存鉄道施設の機能移転や、下水道施設の広域的な切りまわしにより、第1期での空間デザインと変化をつけながら、快適な公共歩行者空間を実現しました。
DATA
竣工年 | 2012年 |
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所在地 | 東京都 千代田区 |
用途 | 地下空間 |
敷地面積 | 2,652㎡ |
延床面積 | 2,652㎡(第1期)、4,888㎡(第2期) |
階数 | 地下1階、一部地下2階(第2期) |
構造 | SRC造(第1期)、RC造(第2期) |
当社業務 | 土木設計監理 |
開発面積(千代田歩行者専用道第5号線) | 第1期 約1,677㎡/約100m 第2期 約4,936㎡/約240m 第3期 約3,828㎡/約132m |
千代田歩行者専用道第5号線整備事業
千代田歩行者専用道第5号線は、丸の内駅前広場整備事業に続くプロジェクトであり、3期に分けて整備が進められ、2012年3月に全体が竣工しました。
地下鉄、JR駅と、隣接するビルの地階を、この地下道の整備によりネットワーク形成することで、これまでは単なる駅のコンコースであった丸の内の地下空間に、ゆとりのある公共空間である「地下の広場」をつくりました。
また、単に歩行者が通過するだけの地下道路ではなく、待ち合わせ利用や地域情報の取得など、さまざまな利用者の利便性、快適性を高める機能を付加。「にぎわい空間の創出」に向けた施設づくりを行っています。
Update : 2016.06.22