マークイズみなとみらい・グランモール公園改修業務
MARK IS minatomirai / Grand Mall Park Renovation
みなとみらい21地区の「横浜美術館」と「グランモール公園」に正対し、みなとみらい駅に地下で直結する好立地を活かした商業施設。
三菱地所が展開する商業施設の基幹ブランド「MARK IS」の第2号店として、「用事がなくても行ってみたくなる心地よい場所」づくりをテーマに、美術館・グランモール公園と一体となった立体都市公園をコンセプトにしました。
外観は、モノ・コトが重なる魅力ある空間表現を目指し、分節化と、これを積み重ねた(スタッキング)構成とし、アクセントとして白いアルミキャストスクリーンや壁面緑化をちりばめました。中央に位置するグランドガレリアでは、周辺の豊かな緑やパティオ、テラスの緑と、上部にある立体都市公園のシンボル「こもれびルーフ」を通した柔らかな光を感じながら、買い物や憩いの一時を過ごすことができます。
DATA
竣工年 | 2013年 |
---|---|
所在地 | 神奈川県 横浜市 |
用途 | 商業施設、地下空間、公園 |
敷地面積 | 18,046㎡ |
延床面積 | 114,227㎡ |
階数 | 地上6階、地下4階 |
構造 | S造、SRC造、RC造 |
受賞内容 | ・AICA施行例コンテスト2013(アイカ工業株式会社/日) 特別賞 ・ニッコーエクステリア施工事例フォトコンテスト2013(日本興業株式会社/日) ライフスタイル部門入選 ・第58回神奈川建築コンクール/2014(神奈川県/日) 最優秀賞 ・2014年度グッドデザイン賞(公益財団法人 日本デザイン振興会/日) ・2014 IES Illumination Award(北米照明学会賞/米) Award of Merit(部門佳作) ・JCDデザインアワード2014(一般社団法人 日本商標環境デザイン協会/日) 銀賞 View More |
当社業務 | 設計、監理、ランドスケープ、土木設計監理 |
関連業務 | グランモール公園再整備 |
地下接続
ここでは、本施設と横浜市営地下鉄(みなとみらい21線)みなとみらい駅とを結ぶ地下接続の計画も手がけています。
整備にあたり、まず、既存駅舎躯体の拡幅整備(駅舎躯体拡幅面積:約250㎡)を実施。事務室をはじめとする駅務機能を躯体拡幅部へ移転・集約し、さらに改札内外に分散していた諸機能を集約することで、駅運営の効率化を図りました。また、本整備により駅事務室などをセットバックし、コンコースを拡幅整備することで、「マークイズみなとみらい」をはじめ周辺地域へのよりスムーズな動線確保と利便性・回遊性の向上を実現しています。
駅務室移転は、既存駅務機能を停止させることなく駅の機能を管理する重要施設を移転させる難易度の高い工事でしたが、工事全般にわたって駅務機能、旅客機能に支障を生じることなく完了しました。
グランモール公園改修業務
「グランモール公園」は、横浜美術館に対面し、みなとみらい21中央地区の南北を貫く、みなとみらいを象徴する公園です。
美術の広場に隣接する「MARK IS みなとみらい」の新築に伴い、接続部分の改修と、商業施設と一体となって賑わいを創出する改修を行いました。
接続部分においては、ボラードほか障害物の撤去などを行い、橋詰広場においては、空間を二分していた水路を改修し、中心にフロアミストを設け、賑わいの拠点を創出しました。また、フロアミストを見守るように、アートファニチャーと緑を配置し、緑陰を背景とした憩いの溜まり空間を形成しました。
Update : 2016.05.31