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ヒューリックスクエア東京 ザ・ゲートホテル東京 by HULIC

HULIC SQUARE TOKYO THE GATE HOTEL TOKYO by HULIC

東京銀座の数寄屋橋交差点近くに竣工した、商業施設とホテルのコンプレックスです。敷地はちょうど、銀座側は華やかな繁華街、有楽町・丸の内側は大名小路沿いにビルが立ち並ぶオフィス街、日比谷側はガード下へつながる雑踏と、性格の異なる街が重なる結節点。さらに、JRの線路および高速道路の高架、晴海通りの3方を囲まれ、高さ方向でも地上レベル、高架上レベル、高層レベルで街とのつながりが変化する場所です。

建築はフットプリントを最大とし高密度化した上で、横への広がりだけでなく、高さ方向で変化する街との関係性を再構築することを目指しました。南面の高速道路は、先の東京オリンピック前に外堀川を埋め立ててつくられものです。この川の蛇行によって、敷地はグリッドに対して斜に構えており、敷地のコーナーが大名小路と晴海通りの軸線の延長線上にあります。高層部の晴海通り側のファサードはこの軸線を受ける形でボリュームをずらし、片持ちで全面ガラスカーテンウォールとして、客室を配置しました。コーナーに柱のない客室からは景色を一望でき、「街との一体感」というホテルのコンセプトを象徴する客室です。また、4階のホテルロビーにはテラスを配して緑を設け、高速上部に残されたスペースとつながる都市のパブリックスペースとしても機能します。都市空間を立体的に捉えることで、新たな都市のオープンスペースと街のにぎわいを創出しました。

DATA

竣工年2018年
所在地東京都 千代田区

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用途商業施設、宿泊施設
敷地面積1,530m²
延床面積15,782m²
階数地上13階、地下2階、屋上2階
構造地上S造、SRC造、地下RC造
受賞内容

・2019年度グッドデザイン賞(公益財団法人 日本デザイン振興会/日)

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当社業務設計、監理
数寄屋橋交差点側の南面ファサードは PC 版で構成し、リブ先端のゆらぎとリブ間の縦 にきらめくパターンにより、
数寄屋橋の原風景であるお堀端の柳のゆらぎと水面のきらめきを イメージした外装とした。

最上階スイートルームのプライベートテラス、新橋方面を望む。
敷地はさまざまなインフラ機能により周囲から切り取られた三角地帯という特殊な場所であることに加えて、銀座・有楽町・日比谷の結節点となる場所である。

Update : 2021.12.15

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