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2023.10.06

バリにて伝統美術品を展示する新美術館『SAKA Museum』が開館

豊かな環境と調和する、新たな観光スポットを設計

株式会社三菱地所設計(所在地:東京都千代⽥区、代表取締役社⻑:谷澤 淳一)は、当社がインドネシアのバリで設計した美術館「SAKA Museum」が2023年9月29日に開館したことをお知らせします。
この美術館はバリの豊かな芸術、宗教、文化を紹介するもので、バリの有名観光スポット「Rock Bar, BALI」がある高級リゾート「AYANAリゾート」の敷地内に新設されました。
当社は、ここを訪れる旅行者の新しいデスティネーションとなるべく、当地の特徴ある伝統的な美術品を豊かな自然と調和した空間でゆったりと鑑賞できるよう本施設を計画し、芸術に触れることによる感嘆、南国ならではの風景、建築がもたらす驚きが来訪者の五感を刺激する、瞑想的な空間を目指しました。

森の中に佇むSAKA Museum
(写真提供:AYANAリゾート)

設計コンセプト「A moon on water」

バリ特有の木々が生茂る広大な敷地内の森を歩いていくと、水盤に浮かぶ大きな月の形をした建物が現れます。緩やかなスロープを辿って建物の中に足を踏み入れると、静寂の中にバリの美しい伝統美術品が並びます。周りの森を背景に自然と共に美術品を鑑賞できる、唯一無二の空間体験を目指しました。
夜には、建物自体が光を放ち、水の中に浮かぶ月のようにこのリゾートのシンボルとして周囲を優しく照らします。

水盤に浮かぶ月のコンセプトイメージ

プロジェクト概要

Data

名称

SAKA Museum

所在地

インドネシア、バリ、AYANAリゾート敷地内

建築主

Yayasan Karang Saka Sejahtera

基本設計

株式会社三菱地所設計

実施設計

PTI Architects, Midplaza Holding

主用途

美術館

敷地面積

1.4 ha

構造

RC、一部鉄骨造

建築面積

約6,063 ㎡ (exclude pond, landscape GF and 2nd floor)

延床面積

約10,762 ㎡ (exclude pond, landscape area)

階数・建物高

地上3階、建物高さ約22m

竣工

2023 年8月末

以上

本件に関するお問合せ先

株式会社三菱地所設計 広報室
TEL 03-3287-5001

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