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日産先進技術開発センター建設事業 環境影響評価業務

該当法令:神奈川県環境影響評価条例
対象事業:研究所
業務完了:実施中

 「日産先進技術開発センター(NISSAN ADVANCED TECHNOLOGY CENTER:NATC)」は、日産自動車株式会社が先進技術を搭載した商品ラインアップの更なる充実を図り、研究開発の加速・強化を目的に計画した。2007年5月15日に第1期建物が供用開始され、安全で環境に優しいクルマ社会の実現に向けて、先進技術の研究、先行開発が取り組まれている。
 当施設は駅から約5kmと遠い立地であり、最終的には約2,000人の従業員が就業する予定であることから通勤車両の走行に伴う渋滞問題が懸念された。施設の道路における円滑な交通流を確保するため、総台数1,000台を上限とする総量規制を実施し、さらに周辺の道路状況に応じた通勤ルートの指定やフレックス制度を導入することとした。これにより施設周辺の主要交差点において交通処理が可能との予測結果を得ていたが、さらに、適正運用の確認とともに、仮に予測に反して問題が発生した場合に速やかに適切な対策の検討が行えるよう、交通・大気の「自主的なモニタリング調査」の実施、「地元市、周辺自治会と事業者で構成する協議会」を構築することを提案し、実施している。
 環境影響評価条例を契機に、地域と必要な対応策等を協議するシステムを構築した、全国的にも稀少な事例と考えられる。

DATA

竣工年1900年
所在地神奈川県 厚木市

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用途オフィス、研究施設
敷地面積約131,200㎡
延床面積約177,000㎡
発注者日産自動車株式会社

Update : 2016.06.16

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