GINZA KABUKIZA 歌舞伎座・歌舞伎座タワー
GINZA KABUKIZA – Kabukiza Theatre + Kabukiza Tower
GINZA KABUKIZA 歌舞伎座・歌舞伎座タワー
GINZA KABUKIZA – Kabukiza Theatre + Kabukiza Tower
わが国の伝統芸能「歌舞伎」の専用劇場である歌舞伎座の建て替え計画。
都市再生特別地区制度を活用し、歌舞伎座の佇まいを継承しながらオフィスタワーと合築した複合施設です。
歌舞伎座は、多様な機能更新を図りながら内外装ともに先代の意匠を継承・進化させ、合わせて劇場下部に地下鉄駅と直結した広場(「木挽町広場」)と商業施設、上部に交流施設と屋上庭園を整備。タワーは無柱の劇場空間上部に構築するため、橋梁のようなメガストラクチャーとしています。
DATA
竣工年 | 2013年 |
---|---|
所在地 | 東京都 中央区 |
用途 | オフィス、公共・文化・スポーツ |
敷地面積 | 6,995.85㎡ |
延床面積 | 93,530㎡ |
階数 | 地上29階、地下4階 |
構造 | 地上S造、地下SRC造 |
受賞内容 | ・第55回BCS賞/2014(一般社団法人 日本建設業連合会/日) ・2014年度 日本鋼構造協会業績表彰(一般社団法人 日本鋼構造協会/日) 業績賞 ・平成26年度 照明普及賞/2014(一般社団法人 照明学会/日) ・第24回/2014 AACA賞(一般社団法人 日本建築美術工芸協会/日) 特別賞 View More |
共同設計 | 隈研吾建築都市設計事務所(意匠共同) |
当社業務 | 設計、監理、ランドスケープ、土木設計監理 |
開発面積(地下連絡通路) | 幅員6.6m、地下鉄開口幅30m |
ランドスケープ
ランドスケープ計画では、「複合文化拠点」としての新生歌舞伎座というコンセプトのもと、「庭屋一如」をテーマに、歌舞伎座の歴史に触れられるギャラリーと庭園が一体となった、訪れる人が自由に入り、眺めることのできる回遊式庭園を創出しました。
地上部は、歌舞伎座の顔としての晴海通り、周辺との界隈性を意識した木挽町通り、オフィスの顔としての昭和通りなど、各通りからの景観に重きをおいた計画としています。
地下連絡通路
計画に伴い、東京メトロ日比谷線・都営浅草線東銀座駅と本建築を結ぶ、東銀座駅新3番出入口への地下通路の整備も実施。観劇者が雨に濡れることなく来場できるようになっただけでなく、ビルの就業者・一般地下鉄利用者の利便性向上、銀座方面からの地下歩行者ネットワークの拡充、さらには駅施設の拡幅を併せて行ったことで、改札前の混雑緩和にも寄与します。
これに際し、「木挽町広場」との内装デザインの統一を図ることで地下通路と「GINZA KABUKIZA」との一体感を演出。非常時には防災拠点となる「木挽町広場」と地下鉄駅・地下道との直結による防災面でのネットワーク化も実現しています。
Update : 2020.11.24