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パレスホテル東京・パレスビル

Palace Hotel Tokyo, Palace Building

1961年に開業した、現代的ホテルとして多くの人びとに愛されたパレスホテルの建て替え計画。
南側にホテル棟、北側にオフィス棟を配置することで、すべての客室、宴会場、オフィスから緑豊かな眺望を確保しました。ホテル棟は、高層部をゆったりと包み込むような曲線的なデザインとし、低層部にテラスや屋上庭園を配置。環境性能を重視した重厚感のある彫の深い外装で構成したオフィス棟は、ガラスカーテンウォールと組み合わせることでホテル棟との調和を図っています。

DATA

竣工年2012年
所在地東京都 千代田区

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用途商業施設、オフィス、宿泊施設
敷地面積10,440㎡
延床面積140,302㎡
階数地上23階、地下4階
構造地上S造、地下RC造(一部SRC造)
受賞内容

・2014 IES Illumination Award(北米照明学会賞/米)Award of Merit(部門佳作)

・日本建築学会作品選集2014(一般社団法人 日本建築学会/日)

・2013 Travel+Leisure Design Award for Best Large Hotel賞(トラベル・アンド・レジャー誌/米)

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当社業務設計、監理、ランドスケープ、土木設計監理
開発面積(地下通路)幅員4m、延長100m

地下連絡通路

これと合わせて、東京メトロ・都営地下鉄の複数路線を有する大手町駅との間に、総延長約100mにおよぶ地下連絡通路を計画。就業者・来館者の利便性の向上に寄与します。皇居の直近に地下鉄出入口が設けられ、観光者や一般利用者の利便性も向上し、東京の観光政策に資するものとなりました。
ゆとりある通路幅員や石壁と木目のデザインゲートで統一し、「パレスホテル」に通ずる重厚感のある内装デザインとし、エレベーターやエスカレーターの設置によりバリアフリーにも対応しています。

ランドスケープ

建築と一体で行ったランドスケープ計画に際しては、日本らしい作法や素材、技を意識しながら内堀通りと和田倉濠に面するロケーションを活かしたさまざまなシーンを展開し、「おもてなしの風景」をつくっています。
イロハモミジによる、季節感とシンボル性にあふれた景観を設けた車寄せは、天井の照明と連動した台形のペイブメントで、ホテルの品位を示す上質な空間を形成。ロビー正面には和田倉濠を背景にタムケヤマモミジと庵治石を組み合わせ、建築にフレーミングされた「絵」として映える庭を設えました。5階には眼下に広がる都心の緑を借景として引き込んだ屋上庭園をデザインしています。

Update : 2020.11.24

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