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CROSS TALK

CROSS TALK Vol.01

#支店異動

支店ならではの環境で実感する、自分自身の成長と学び

支店勤務で分かった、東京「だけじゃない」働き方と経験とは?

日本全国に5つの支店、
3つの事務所を持つ三菱地所設計。
そこには、その地域ならではの環境やプロジェクト、
仕事の進め方があります。
関西支店(大阪市)と九州支店(福岡市)で活躍する
ふたりの社員にそれぞれの経験や成長について
聞きました。

MEMBER

トークメンバー

横田 治貴

関西支店

2021.04 ~

横田 治貴

工務職能 / 2015年入社

新卒入社。工務部(2年間)での実務の後、ジョブローテーションによりコストマネジメント部(2年間)を経て、工務部。7年目から関西支店に異動。

大﨑 駿一

九州支店

2019.08 ~

大﨑 駿一

意匠職能 / 2015年入社

新卒入社。建築設計四部にて国内外の実務経験を積んだ後、5年目に海外短期派遣制度により三菱地所設計諮詢(上海)にて2か月を過ごす。帰国後、九州支店に異動。

THEME 01

「独り立ちの場」としての支店勤務で「やりたい」を実現

横田:工務部から関西支店に配属後、「うめきた2期地区開発事業」(グラングリーン大阪)の監理を担当することになりました。私は関西出身で、社会人になるまでこの近くに住んでいて、1期にあたる「グランフロント大阪」ができ上がっていくのを見ていたんです。就職の面接時にも、建物ができて駅前の人の流れが様変わりするのを体感してまちづくりの凄さを知った、いつか自分もこんな大きなプロジェクトに関わってみたい、という話もしていたので、実際に2期の担当となってすごくうれしかったです。着工するタイミングから担当して、今年竣工を迎えます。ひとつの大きなプロジェクトを最初から最後まで担当できるのはすごくいい経験で、抜擢してくれた方に感謝です。

大﨑:関西支店は本店に次ぐ最大の組織ですよね。こうした体制だから「うめきた」ほどの大きなプロジェクトを動かせるんだと思うんだけど、やはり関わる人数もすごく膨大そうだね。一方で、支店と本社での働き方の違いも感じていたりするかな。

横田:そうだね。これは支店に来て感じたんだけど、関東では、当社と仕事をしたことのある施工者も比較的多くて、今まで先輩方が築かれてきた信頼関係のうえで仕事ができていたんだなって。だから現場での調整もしやすかった。実は関西では、まだまだ当社と関わりのなかった施工者もたくさんいて、ゼロから関係を構築するというケースもなくはない。
だからこそ、こちらの考え方や意図をきちんと理解してもらうためにもコミュニケーションを特に意識していましたね。もちろん、その分苦労したんだけど、結果的に、きちんと信頼関係を築きながらプロジェクトを進めていくことの大切さを学ぶことができてよかったです。

大﨑:確かに支店異動は、いわば自分自身で責任を持ち「独り立ち」するような機会かもしれないね。九州支店も小さな組織だから、スピード感を持って短い期間でいろいろなビルディングタイプも経験できる。加えて、「今これを決断しないとダメだ」「これはまだいい」みたいな設計の見通しがつけられるようになって、支店に来てから確実に仕事の幅が広がったように思います。

横田:私も関西に来てから、初めて監理主管という役割を任されました。事業者や施工者、設計者との調整や設計変更で発生するお金のやりとりまで、あらゆる業務を行い、現場で何か課題が発生した時の対応も含めて自分が前面に立って解決するような役割でした。課題に対して関係各社の思いをくみ取って妥協点を探ったりしたのも貴重な経験でしたね。実は、自分で判断ができるような責任のある立場で仕事をしてみたい、ということを会社に希望していたんです。本来、本店では今の年次でここまで責任を持たせてもらえることはなかなかないことだと思いますが、支店には自分からやりたいと言えば実現できる環境があるんだな、と。これは支店に来てよかったと思うことのひとつですね。

大﨑:自分の仕事をしっかりして信頼を築き上げていくのはどんなプロジェクトでも同じですが、特に支店で責任をもってまとめようとすると、各ステークホルダーの思惑の中でいかに着地点をみつけ、そこへ導けるかが大事だよね。私も九州支店で初めて設計主管を任せてもらい、「福岡銀行 南小倉支店」の設計の始まりから竣工までを担当したことで得た大きな学びです。結果的に、クライアントにもとても喜んでいただけて、うれしさとやりがいを肌身で感じることができました。

THEME 02

支店ならではの距離感でプロジェクトを推進

大﨑:支店って、本店とはまたちょっと違う社内の距離感がありますよね。フロアを見渡すと誰がどこに座って、何をしているかがすぐに分かるし、他職能との距離がより近くて、横に座っている人に気軽に相談できたりする。それぞれの仕事の進め方の空気感が分かって勉強にもなります。

横田:あと、支店ならではというところでいうと、クライアントとのコミュニケーションの距離感の近さも挙げられるかもしれない。

大﨑:打ち合わせも、東京の大規模なプロジェクトと比べて少人数・高頻度で行うことが多い。自ずと顔を合わせる機会も必然的に多くなるからかな? ずらっと多人数が並んでいると聞きづらいことであっても、少人数なら気兼ねなく聞けるし、少し踏み込んだ話もしやすいというか

横田:月一の定例だとフォーマルになってしまいがちなことも、週一の定例だとプライベートの話や雑談も増えて、打ち解けていきやすいのが「近さ」を感じる要因かもしれない。
「関西弁は怖い」と言われることもありますが、真摯に向き合ったら腹を割って話せる言葉だと私は思っていて、本音トークがしやすい、みたいなこともあるかな(笑)

大﨑:これも土地柄なのか分からないけど、九州では設計者の考えを尊重してくれることが多い印象があるんですよ。信頼感の上で提案に幅を持たせられる一方、何かあったら自分でなんとかしなくちゃいけない。責任感は大きいけど、設計者としてはすごく成長できる環境。ここまで直接クライアントとやりとりしながらものを決められる機会はあまりないと思うんですよね。

こういうプロジェクトの進行にあたって、支店勤務で携わることと、本社から出張を重ねて通うこととの違いがあるとすると、やはり「その土地に住んでいるかどうか」って大きい。自らがそこの生活者としてそのプロジェクトをどう捉えるのか。住んでいれば、まちへの解像度が変わってきますから。東京ではなかなか味わえない「よそ者としての視点」も、人生経験として非常に重要だなと思うんです。

横田:関西って、各地の地域色がはっきりしている場所だと思う。そこで、関西出身者として関西になじみのない転勤者を相手に「関西学」という社内講座を開いているんです(笑) 府県毎の特徴はもちろん、風土、文化、方言の機微といったところまで面白おかしく紹介しています。そこをある程度理解できていないとコミュニケーションの掛け違いが発生してしまう可能性もあるからね。

大﨑:実はこちらでも「九州学」をやっているんですよ(笑) 確かに、地域の特徴は住んでやっと気付くものではある。その場に居を構えて仕事をすることは現場との距離も近いということでもあり、ふと散歩をしただけで新たな気づきがあったりもしますね。

横田:プロジェクトの中に本社、支店勤務どちらの人がいてもよいと思いますが、チーム内の一部の人が近くにいることでプロジェクトがよりよく回ることがあるんじゃないかな。現場の情報をリアルに拾って、すぐに社内に持ち帰って展開できる人がひとりでもいれば、かなり円滑にプロジェクトは進むと思う。
WEB上での打ち合わせもたくさんあるけど、現場の人と直接会って話がしたい! という時に、現地に根付いて対応できる人がいるというのは、機動力の面でも、コミュニケーションの面でも重要だと感じますね。

THEME 03

気づきにあふれた環境で、設計を自分の成長に直結

横田:実は、私はこのタイミングでの支店経験は大正解だったと思っています。支店ならではの組織の規模感で仕事をするなかで意匠や設備、構造の設計者としての視点を知れたこと、そして、プロジェクトをうまく進める上で必須となる施工者、クライアント側からの視点がどういうものなのかを知れたことは、間違いなく今後の糧になると思うんです。
クライアント側の視点ひとつをとっても、私が直にやり取りする担当者と、その担当者がさらに先方の社内でやり取りする上席の方では考え方がまったく違うこともある。そういうことがすごくリアルに理解できたんです。いかに先方の社内で共有しやすく、理解も得やすいストーリーを組み立てることができるのか。ここが大切なんだ!と気付けたことは本当に大きい。

大﨑:支店勤務だからこそ、監理主管を担当できてこその学びだね。
僕もいろいろな経験を積めて本当によかったと思っているんだけど、やはり日本中で設計業務を展開する事務所だからこそ、その選択肢は「本店だけではない」ということを意識してほしいなと思うんです。支店勤務には、東京では味わえないいろいろな経験があり、なかなかできないようなこともやらせてもらえたり、任せてもらえたり、気づいたら勝手にやっていたりする(笑) 設計を「自分事にする」というのかな。建築そのものと、関係者と、より近い距離感でやるほうが、自分の力を試したり、発揮できるチャンスがあると思います。

横田:本社ではできない経験をさせてもらえるチャンスがあるので、自分から積極的に背伸びして挑戦してみてほしいですね。自分の最大限の成長の機会として捉えてほしいなと思います。

#01

#01

#支店異動

支店ならではの環境で実感する、自分自身の成長と学び

#02

#02

#働き方

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